水が合う・合わない

海外で生活すると、最初に感じることの一つは「水の味が違う」こと。私が駐在していた大陸西ヨーロッパは硬水が多い地域で、水道水に鼻を近づけると独特の匂いがします。料理、例えば和食の汁ものに使うと味が微妙におかしくなり、キッチンの流しに水を拭かないままにするとうっすらと白く乾燥します。もっとも困るのはアイロンで、水道水をそのままアイロンに使ってしまうと、数か月後には石灰で蒸気の吹き出し口が詰まります。


それもそのはず、東京では平均すると水道水の硬度(石灰などミネラル分濃度mg/l)が50程度であるのに対し、欧州の多くの都市では200~300。したがって、家には軟水のミネラルウオーター(たとえばVolvic、SPA)を買いだめしておくことが必須になります。


各国の伝統料理もこの水の質の違いを反映しているようです。硬水のミネラル分は肉類を煮込んだ時に出てくる「アク」と化学的に結びつくので、クリアな肉のブイヨンを使ったスープができます。一方で軟水を使うと硬水より昆布から効果的に出汁(グルタミン酸などアミノ酸)が抽出されるとのこと。繊細な出汁を駆使する料理が京都で発達したのは、千年を超える「都」であったこともさることながら、日本有数の軟水地域であったためでもあるようです。


海外に出張なり旅行で言ったら、まず水道水をコップに入れて匂いを嗅いでみてください(但しそのまま飲むのは国・地域によっては避けたほうが良いです)。


バーゼル市内を流れるライン川。大陸を1233km流れるためミネラルリッチ。
バーゼル市内を流れるライン川。大陸を1233km流れるためミネラルリッチ。

欧州チーム Y.T.

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