アントワープ郊外の要塞群跡

海外駐在の大いなる楽しみの一つは、駐在国の文化や歴史を深く知る機会を得ることがあります。観光ガイドブックにはでかでかとは載っていないが、その国の歴史の一頁を垣間見るような史跡に出会えると、何やらうれしい気がします。とくにヨーロッパ各国はこの手の名所に事欠きません。

欧州最大の港湾都市であるベルギーのアントワープ郊外には、19世紀末から20世紀初頭にかけて作られた要塞群の跡が南部から西部にいくつか残されています。


ベルギーは1830年に独立しました。ちょうど帝国主義全盛の時代。陸海の交通の要衝であったこの地は、イギリス、フランス、ドイツなどの周辺の大国の思惑もあり、一種の緩衝地帯としての建国でした。(このあたりの歴史を語ると長くなるので略します)


が、要衝の地であるということは、いつでも他国の侵略を受けるおそれがあるということです。そこで作られたのがこの要塞群です。興味深いのは、当時のベルギー政府が最後の防衛拠点と定めたのは首都のブリュッセルでなくアントワープであること。守るべきは最大の経済都市であり港湾都市、そして最悪の場合は王室一家を海から逃がす目的でこの都市となったようです。


実際訪れてみると、苔むしたコンクリートの塊が堀に囲まれてひっそりと林や草むらのなかに隠れているだけで、周りにCaféや土産店なぞ何もありません。中に入っても依然としてコンクリート。が、ちょっとした資料室を設けている要塞もあります。大変興味深いのは、資料の説明文はオランダ語、フランス語、ドイツ語のみ。つまりベルギーの公用語でベルギー国民「だけ」に向けたものであること。英語はもちろん、日本語、そして昨今中国語でも解説している他のベルギーの観光名所と好対照を成しています。


海外に駐在することになれば、いや長期の出張であっても、ぜひこういう「知られざる」観光名所を探してみてください。


欧州チーム Y. T.

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